サラリーマンからフリーランスになると、お金や時間の使い方について、自然と考えが変わってきます。一番の大きな違いは確定申告があることでしょうか。

僕は今年でフリーランス4年目になります。これまでに調査してきたこと、活動してきて知っていた方が良いと思うことをまとめてみました。これからフリーランス エンジニアになる人に参考にしていただければと思います。

フリーランスのエージェントについて

会社を辞めてフリーランスとして案件を探したいときや、プルで仕事を受注できないときにエージェントを使うのが一般的です。

エージェントは、個人的にはレバテックフリーランスをおすすめしています。

理由は案件の質が良いからです。案件の質とは、優良な企業が多いという意味で、採用しているアーキテクチャやエンジニアのチームも安定しているところが多いです。

基本的に自社サービス開発の案件が多いので、SESの絡んだ残業のある過酷な現場や炎上案件は少ない印象です。フルタイムの常駐案件が多いです。

その他にはITプロパートナーズMidworksがありますが、週5のフルタイムの他に週3日からの案件も多くあります。稼働時間を抑えた案件を探したいのであればこちらが良いでしょう。

単価や契約について

単価は稼働時間フルタイム(140−180時間/月)の常駐案件でプログラマーなら50〜80万円の案件が比較的多いです。契約は準委任契約が通例です。※月に140〜180時間の稼働時間があれば決まった単価をもらえます。

また週3日での稼働の場合に多いのが人日での精算です。週5日で人日の精算の場合もありますが、長期での契約であれば時間幅での精算が良いでしょう。

例えば単価(月)を60万円で1年間働いてみた場合で比べてみましょう。

計算としては以下のようになります。

時間幅と人月の精算
1:時間幅精算(140-180時間)→12ヶ月×60万=720万
2:人日精算(60÷20(月の平均営業日= 3万円)240(年間営業日)× 3 = 720万

一見すると同じ条件に見えるかもしれませんが、違います。

例えば会社の休日(設立日)の有無や年末年始の休みの期間は会社によって異なります。そのため年間の営業日は上記の表2にある240日より必然的に少なくなります。また病気で休んだ場合はどうでしょうか?

上の表の2番の人日計算だと、休んだ日数分だけ売り上げが下がってしまいます。時間幅の精算だとその月の営業日が20日あった場合、稼働時間は実務8時間×20日で=160時間になります。つまり月に20日働く場合は、140時間以下の稼働時間になり控除(例えば月の稼働時間が130時間だった場合、月単価60万から時給計算で10時間分引かれます)が発生するまでに約2.5日分のバッファがあります。

人日単位での精算の場合、残業も含めて働けば働くほど、売り上げは立てられますが、基本的に休みなく働き続けるのは精神的にも辛さが伴います。時間幅の精算の場合、現場によっては稼働時間に影響がなければ夏休みも取得できます。個人の判断になりますが、僕は時間幅での精算をおすすめしています。

ちなみに週3日で時間幅の場合は、0.6掛けして精算することもあります。月単価60万円の場合、単価:36万円 時間幅:86-108になります。

またしばらく企業と取引を続けていると、企業側から直接取引の提案を持ちかけられることもあります。これは仲介会社のマージンを抜くのが目的です。基本的にはタブーですが、もし直接契約をしたい場合は、エージェント同様に、基本契約と個別契約をして契約を巻いておきましょう。

すでに取引のある会社で、信用できるのであれば、契約書を巻かずとも月末に請求書を送って支払ってもらう方法でも問題ありません。

しかし個人で新規に受託開発を行う場合は注意が必要です。納品時に開発費を請求することの多い受託開発は、開発工数が発生しているにも関わらず開発の中止や料金をいただけない場合もあるからです。そのようなことがないように、あらかじめ着手金などをもらってから開発を行いましょう。

フリーランスの確定申告

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フリーランスになる人にとって、一番不安となる要素が「確定申告」だと思います。

一度経験してしまえば、大したこともありません。毎月経理の処理をしていれば、申告時には半日もかかりませんし、会計ソフトfreeeもあるので確定申告の作業は簡単です。

最初はどんなことをするのか、いちいち調べて苦痛に感じていましたが、法人成りした時にも学んできたことが使えるので、決して無駄な時間ではないと思います。

僕は毎月の経理の処理も面倒なので、月ごとにレシートなどをまとめておく程度で、確定申告の作業は2日もあれば済んでしまいます。エンジニアの場合だと、売り上げのほどんどが自分の所得になります。経費で落とせるものがあれば、なるべく計上しましょう。所得税を抑えることができます。

青色申告で税理士さんにお願いする人もいるようですが、基本的に確定申告は自分でも全然できる範囲なので、わからないところはググって申告しましょう。※確定申告の時期は決まっており、毎年2月中旬〜3月中旬までとなっております。確定申告には特にお金もかかりません、申告した所得税を最後に支払うのみです。

フリーランスの保険について

サラリーマンからフリーランスになる際には、社会保険から外れるため、自分で国民健康保険と国民年金に加入する手続きが必要です。その他に文芸美術保険組合 に入るという手もありますが、この辺りの比較は他の記事にたくさん書いてあるので、あえて記述しません。

もし辞める会社の方で、関東ITソフトウェア健康保険組合に加入していたなら任意継続保険をおすすめします。任意継続した方が、安く済むからです。
最近はフリーランス用の保険もあったりするので、国保に不安があるなら加入してみたら良いと思います。国保と社保で大きく異なるのは、傷病手当金(社保)です。個人事業を続けていくのであれば、保証のある国保以外の保険に加入してみても良いかもしれません。

近いうちに法人化を検討しているなら、社保に加入することになるので、普通に国保で加入で良いと思います。ちなみに退職日の翌日から14日以内に行う必要があるので、居住する市区町村役場で手続きします。
※国民健康保険料はお住まいの市区町村によって料率が異なります。

会社を退職して新規に加入する場合には、以下の書類が必要です。

必要書類
  • 会社を退職したことが分かる書類本人確認書類(運転免許証、パスポート、写真付の個人番号カードなど)
  • 個人番号確認書類(個人番号カード、個人番号通知カード、個人番号が記載された住民票など)


国民年金への加入手続きも国民健康保険と同様に、居住する市区町村役場で行います。国民年金については、お近くの年金事務所で手続きすることも可能です。国民年金の加入手続きには、基礎年金番号が確認できる年金手帳や年金定期便などが必要です。

フリーランスが法人成りするか否か

フリーランスとして安定して売り上げを立てられるようになってきたら考えるのが法人化です。個人的にはこれは難しいテーマだと考えてます。もし節税を考えるなら最低700万円〜売り上げがないと微妙なところです。資金調達などを考えているなら、合同会社ではなく株式会社の一択ですが、一人で法人化するならば合同会社をおすすめします。ランニングコストと設立費用も株式会社と比べて安いです。

また設立に関しては、税理士法人で設立を代行してくれるサービスが20万くらいからあったりします。個人事業とは違って、法人の資金繰りなどは複雑なので、最初の1年間は勉強として顧問料を支払って契約してみるのもおすすめです。知り合いに、税理士さんを紹介してくれそうな人がいればそれが一番良いかもしれません。

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